足利銀行問題について

足利銀行問題 2004.4.16(清和政策研究会小冊子より)

 足利銀行が破綻し、その対応策を考えて実行し、様々な動きを見ていると、地域が抱えている力の大切さというものを痛感する。
私達はともすると毎日暮らしている生活の場を離れて景気だ、教育だ、外交だと考えがちだが、本当に地に足を着けて論じているのだろうか。何もかも全てがどこか遠くで用意され、それを持ってきてもらって、ただ真面目に従っていれば安穏に過ごせると思い込み、言わば自閉状態に置かれている。
 それが真っ向から否定されたのが、足利銀行の破綻に他ならない。経済第一主義、儲かりさえすればと言っているうちに、暮らしの基盤がじわりと崩れていく。それを食い止めるには、その地域にすむ人達のために地域の持っている資金を生かす——つまり、地域のことは地域で考え、行動するというこの一点こそが足利銀行再生の唯一の道に他ならないと信じて、私は「県民銀行」構想の実現を働きかけ続けている。
 幸い、栃木県民も地域に総力を結集し、みんなで行動しようと本格的に動き出している。明治維新以来、私達の先輩は地域を直視して、そこに暮らす住民がお互いに力を合わせて地域づくりを進めてきた。渋沢栄一翁がその代表になるが、翁と同じ人々によって地域にたくさんの金融機関が生まれ、日本の繁栄の礎を担ってきた。足利銀行はその代表とも言える存在である。もう一度、私達先輩が抱いた志を思い起こし、地域振興に真剣に取り組むことこそが、日本国を奮い立たせる決め手になると信じている。



足利銀行問題 2004.4.6

 足利銀行は昨年の11月に破綻して、半年が経過しようとしています。その後、池田頭取を中心に努力をして再建への見通しがつきつつあるのではないかと思われますが、 重要なのは経済第一主義だけで処理がなされないようにすることであります。栃木県民の生産事業活動を積極的に支えつつ、県民一人ひとりが安心して毎日の生活ができるようにする金融機関に生まれ代わらせること、即ち、県民による県民のための「県民銀行」を作ることです。この点については既に県民の合意が形成されつつあると考えていますが、この時点で明確にし、「県民銀行」創設を確固たるものにするために、次の点を聞きたい。知りたい。  私は本問題は、来年4月のペイオフに向けて問われている地方金融機関のあり方と密接に結びついていると考え、是非とも「県民銀行」構想を実現させることを通して、地方金融機関再生へのモデルケースにしたいと期待しています。本調査会においてもこの観点から積極的かつ精力的に検討を継続されるように望みたい。
①.公的資金投入後、本日まで金融庁が具体的にどのように取り組み、及び指導し、現状をいかに把握しているか。
②.公的資金の一部を返済するとの意向が伝えられるが、その判断、内容はどうか。(300億円返済する、どうしてか。)
③.本年3月末決算はどうか。
④.新年度(平成16年度)の経営計画及びその見通し。
⑤.今後の勧め方はいかに。

「新銀行東京」、東京都が1,000億円出してスタートする。
足利銀行も「新銀行栃木」とか、「足利銀行」とか、「あしぎん」とかでも良い。
・県に金を出させたい。
・今、行われている足利銀行の経営再建の中で、「新銀行足銀」に資金は出せないのか?
 (例えば727億円とか、工夫は出来ないのか。) 

私は多くの県民に一人1万円でも良いから出資してもらってやらせたい。
重要なことは、この銀行を県民が利用することだ。
県民一人ひとりが「あしぎんは生まれ代わって良かった」と言って安心して利用出来る銀行になってもらいたい。
※ 利用とは何か。(新しい銀行とは。)
①.市町村の公金指定金融機関になってもらう。
②.県内企業の給与振込や年金振込窓口になってもらう。
③.教育、自動車、住宅ローンの窓口になってもらう。
④.経済——中小企業を中心とする経営資金、事業資金援助をしてもらいたい。

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